9/27発売の勝間さんの新刊『勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
』を今週初めに読了した。
少子化への対応策として助成金など国の政策を見直すとか、ワーキングプア問題、途上国支援などさまざまな社会問題に関し、著書や公共の放送網を駆使して世論を高めようとされている姿勢に、いつもながらに感銘を受けた。
で、今年初めから薄々感じ始めていた考えが、またふと頭に浮かんだ。
自分は何と社会的意義の薄い仕事をしているんだろう、と。
もちろん、温暖化や資源不足の問題はあれど、この文明化した社会の中で、文化を生み出し享受する権利はあるし、それが人の心や人生そのものを豊かにしているとすれば、ある意味意義のある業界ではある。(と先日友人に励まされた。)
でも、今この資源不足のご時世に、特に何かすごいアイディアがあるわけでもなく、(しかもこの世界的な金融危機の真っ只中で)特に買いやすい価格というわけでもなく、生産体制も整っていないような我々が活動を続けるのは、いたずらに時間と金と資源を浪費しているように思えてしまう。
仮に、こんな状態でも継続する価値があるとしても、私は何かもっと世の中の役に立つ仕事をしたいと、漠然と思い始めた今日この頃。
となるとやはり、こういった悩める事業体へのコンサルティングという形で社会貢献するのが、今考えられる進むべき道かな、と思っている。
明日から、朝10時~16時半までの2コマずつの授業が始まる。
がんばるぞ!
勝間さんの新刊『読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)
』を、通勤途中&半身浴時に細切れに読んだ。
リアル書店とウェブ書店の活用の仕方、メディアで得る情報と書籍(それも良書といわれるもの)から得られる情報の質の差など、これまで勝間さんが他の著書でもおっしゃってきた内容を、読書の効用に特化してまとめた、という印象。
たしかに、勝間さんのブログや書籍で紹介されている本はきっといいに違いない!と信じているカツマーとしては、そういった本はヤフオクやアマゾンのマーケットプレイスでさくっと買ってしまうのだけど、それでもやはり、値が張る本や、とりあえず中身を見てから決めたい場合は、やっぱりリアル書店で立ち読みしてから買う。
そしていろいろ読むようになってくると、一つのテーマをもっと掘り下げて知りたくなって、勝間さんのようにリアル書店でブラウジングして、誰に勧められたというでもないけれど、今の自分には必要かも!という本を発掘して買うのもまた楽しい。例えば、アパレル業界に特化したマーケティング論とか、ブランディングとか。
なので、自分もそもそもは今年の4月頃に出合った勝間さんの著書から、フォトリーディングに早速参加してみたり、ビジネス書を多読するようになったのだけど、こうして読書がちょっとしたムーブメントになっているのがとても嬉しい♪
診断士の勉強の”週25時間、月100時間”の勉強時間を捻出するのも至難の業ではあるけれど、マジメにフォトリーディングの復習をして、効率よく良書を読んで勉強して行きたい、と改めて思った。
原題"The Tipping Point"、ようやく読み終えた。
文庫のくせに字が細かいし、挿絵がないから時間がかかった ←言い訳
でもおもしろかった~~!
さっすが、勝間さんが推薦するだけのことはある。
著者マルコム・グラッドウェルの別の著書「第一感」しかり、最初の数十ページはグイグイ引きこまれるのだけれど、途中からラスト手前までは、ただひたすらなじみの薄い海外の事例が続き、通勤の電車内や半身浴中に細切れに読んでいるということもあり、だんだん集中力が落ちてくる。
そんなときの対処法、最近発見。目線が滞って現実の世界の考え事に走り始めたと感じたら、字面はあまり追わず、3行ずつスキタリングする。
と、またグイグイ読み進められる。
そうするとまた集中力が戻ってきて、まるで、金縛りから解かれたかのように、著者の描く世界に戻ることができる。
フォトリーディング講座もそうだし、読書の達人はどなたもおっしゃるけど、目的意識をしっかり持って、全部読もうと思わないって、ほんとに大事。
なじみのない事例も、だらだら読むくらいならぱっぱと読み飛ばして、記憶の片隅にひっかけてさえおけば、いざまた必要だと感じたときに、戻って読めばいいだけのことだし。
で、この本の内容について言えば、すっかりすたれたハッシュ・パピーがまた流行り出したり(コネクター)、NY市の治安が改善されたり(背景の力)、セサミ・ストリートの成功だったり(粘りの要素)、今すぐ仕事に活かせるというものではないけれど、きっといつか大きなヒントになってくれそうな、読後の爽快感があった。