数ヶ月前からひそかに楽しみにしていた『東京国際菜食文化フェア2008』に行って来た。
代々木公園のNHKホール脇に都内や地方からベジタリアンフードを供するお店がブースを構え、菜食文化の認知を高めようと毎年行っているものらしい。3週間にわかベジタリアンだった際にネットで知った。
2歳の子供がいろんなアレルギーを持っていて、日々の食事の支度に苦労している会社の同僚のためにも、あらゆるビラやショップカードをすべて2セットget。
出店していたのは、玄米とベジミート(大豆が原料の擬似お肉)・野菜のお弁当や、ファラフェル(ヒヨコ豆のコロッケをピタサンドに入れた、ユダヤ教のコーシャーがルーツ。NYの街中のスタンドでよく買って食べた)、砂糖・添加物を使わないスイーツなどの、都内や地方でお店を営業している方々。他には食材や化粧品などのブースも。
お菓子好きの私としては、5店で写真のスイーツを購入。他にもおいしそうなものがいろいろあったけど、最近エンゲル係数とおやつ比率を下げようと努力しているところなので、この辺でやめておいた。
さて、お味の程は・・・
holon (吉祥寺)より
写真中央上の枝豆のパウンドケーキ。250円
賞味期限ギリギリだったけど、しっとりしてておいしい☆
大好きな枝豆の香りがいっぱいで、今回の中で一番のヒットかも!
原材料:地粉・枝豆・豆乳・甜菜糖・菜種油・アーモンドプードル・ベーキングパウダー・塩
Veggie Sweets(京都)より
写真右上のオレンジとラム酒のケーキ 。200円?
オレンジピールが効いていて、これもおいしかった☆こうゆう、安心して食べられるお菓子がもっと身近に手ごろな価格であったらいいなぁ♪
原材料:国産小麦粉・有機豆乳・甜菜糖・菜種油・天然塩・ベーキングパウダー・オレンジピール・レモン・ラム酒
ヘルシー志向で、でも美味しさを犠牲にするのではなく、ちゃんと砂糖やバターを使ったものと比べても遜色ないくらい美味しくて、パッケージもおしゃれで・・・なスイーツ、美容と健康のためにも、求めている人は多いはず。
ガチガチの菜食主義ではなく、こうゆう軽いノリからアプローチすれば、この先数年以内にヴィーガン市場規模はぐっと拡大する予感。
「とは言っても、菜食主義を市場に浸透させるのは難しいでしょ」という声もあるけれど、例えば5年程前であれば、日本ではヨガはまだまだ宗教色が濃くて、世間一般的にはちょっと近寄り難いイメージすらあったと思う。けれど、一部のファッション関係者のお洒落なライフスタイルのイメージを打ち出し、ある種ステータス的な時期を通り越して、今やごく一般に浸透した感があり、まさにマーケティングのピラミッドを上からちゃんと下ってきたように見える。
そう考えると、最近ヴィーガンに目を向け始めた人たちがアーリーアダプター、あるいはすでにキャズムを超えアーリーマジョリティーだとしても、まだまだ青い海は広がっているように思う。
せっかく覚えた言葉、活用してみた(笑)。