11/30に出た勝間和代さんの新刊『
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術』を、1週間かけて通勤途中&半身浴中&就寝前の細切れ時間を使って読了した。
ここ最近の勝間さんの著書の中ではかなり読みやすい語り口で、これまでの著書やその他メディアで繰り返し主張してこられた”効率化”のノウハウが、ご自身の経験などの小話を交えて読みやすくまとめられている。
よくある自己啓発本では届かなかったかゆいところをぐいぐいかいてくれ、読後の爽快感は、まるで暑い夏の夜のキンキンに冷えた生ビールのよう(飲まないけれど)。
中でも特に印象的だったのは、以下の2点。
①「メンタル能力」が強い人、5つの特徴
1 行動力がある
2 性格がよく、応援したくなる
3 ディープスマート力がある
4 新しいことに興味が強い
5 すべてを客観視する習慣がある
②アサーティブな振る舞いを身につける
相手に対して何か不満や怒りがあった場合には、相手に感情的にならずに正当に伝えて、相手と共同で問題解決していくほうが相手も自分も健全であり、互いに被害者意識もなくなり、いい関係になれる。
こちらがアサーティブに振舞っても、相手がそうできない場合は、徐々に相手に使う時間を減らしていき、より自分を活かすことができるコミュニケーションの相手を中心に付き合っていけるよう、仕事でもプライベートでも調整する。
①に関しては、まさにそんな風にメンタルを強化しようと心がけているところなので、とても参考になった。
②に関しては、勝間さんの以前の著書からアサーティブという考え方を知り、職場やごく浅い交友関係で試みてきたところだけれど、まだまだ修行が足りないなぁと感じている部分。
勇気をもって伝えたことで、感謝されることもあるけれど、相手が気分を害してしまったり、しかも仕返しと思しき態度を取られたり(!)、そうならないように慎重に言葉を選んで遠まわしに言いすぎたことで鈍感な人には伝わらず徒労に終わったり、かといってもう面倒くさいので言わずにおこうとすると、そこまで人間ができていないのでイライラがたまり時々密かにプチ切れしたり(いけないと思いつつ親しい人にはつい愚痴ってしまったりしてるので、密かにではないか。。)、とても苦手な分野である。
相手を傷つけず、自分もストレスをためず、みんながwin x winになれるコミュニケーションって、とっても難しい。
今回学んだのは、相手がアサーティブでない場合、無理して付き合ってストレスをためず、フェードアウトさせるのも”正しい”という考え方。少し気分が楽になった。
”怒る・妬む・愚痴る(三毒)”には人生は短すぎる。
強いメンタル能力を持って、アサーティブに生きたいと思う。
PR