朝の電車待ちのホームから半身浴までの間に、先日
ディスカバー社長室ブログで干場社長が紹介されていた『
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』を読了した。
就活を目前にした大学生向けに書かれた本だけれど、日経ビジネス誌上でも企業のリーダー向けにと紹介されていたとのことで、気になって速攻Amazonのマーケットプレイスで注文した。
なぜこの本に惹かれたかというと、このところ、「働くってなんだろう?しあわせって何?どうするのが自分にとって後悔がなくて、正しい選択なのか?」ということをよく考えるようになったから。
この本は就活をする段になってから読むのではなく、将来働く姿を具体的にイメージし始めた中学校高学年あたりで一度目を通してもよいかもしれない。なぜなら、仕事観というものは、就職する直前にポンと生まれるわけではないから。この本にも書かれているように、将来スッチーや通訳になりたいからといって、他を全て捨てて英語の勉強だけしていればよいというのではなく、歴史や数学など一見関わりなく思えるような勉強も血肉となるという考え方を、将来の夢が明確な子供にはなおのこと教えてあげたいと思うから。
自分がこの本に、せめて高校入学と同時に出会えていたら、もっと英語以外の教科もがんばったのに・・・。そして、センター試験に耐えうる学習対策を行っていたのに、そうすればその後の学生生活も仕事人生も変わっていたかもしれないのに・・・と、今になって強く感じるから。
後悔してもどうにもならないけれど、社会に出てから幾度となく自分の前に立ちはだかった決して越えられない壁であったことは確か。選択肢は広い方がいい。
本の内容としては、この歳になっていまさら?というタイミングで湧き出してきた疑問にまったく答えていないかというとそうでもなく、「早く起業しなくては」という焦りから、もしまだこの先もう少し雇われる生き方をするにしても、それも経験なのだからいいじゃないかという、ちょっと肩の力が抜ける感じがして、読んでよかった。
そして、1日でハードカバーの本をフォトフォーカスのプロセスなしに、高速リーディングとスキタリングのみでさくさく読めたことにちょっと感動。
読んでいる最中、ふと集中していることに気づき、読みながらページをめくる間隔の時間を心の中で測ってみたところ、見開き1ページ10秒で読んでいた。
やっぱり、「ゆっくり本なんて読んでる場合じゃない(経済学やらなきゃ!汗)ので、今日中に読み終えなくては!」という焦りと、「この本から仕事観に関するヒントを得たい!」という強い目的意識があったから集中できたのだろう。先日のフォトリーディング講座のおかげかな☆
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