今週に入ってから半身浴&通勤車中で読んでいた『
スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム』を読了した。
著者の岩崎邦彦氏は、現在静岡県立大学助教授であり、中小企業診断士試験の運営管理の出題者。任期は5年で昨年で1クール終わったため、任期続行かどうかは5月の発表まで分からない。
講師曰く、この方のキーワードは中小企業を活性化することと、地産地消を大切にしているとのこと。今の時代の流れに沿った概念である。
結論は、最終消費者とオーナーが直接接するようなビジネス(小売店や飲食店など)においては、顧客の意見に耳を傾け(特にクレーム対応が重要)、顧客との良好な関係を構築することを重視している。
なにしろくちコミの力は甚大で、他の著書でも目にしたことがあるが、満足した客は3人に伝えるが、不満な客は11人に伝えるという結果を出した研究があるという。
横書きで字も大きく、グラフも適宜差し込まれていてとても読みやすかった。
分量は若干少なめで読み足りなさもあったけれど、すっきり整理されていて、スモールビジネスに関わる人であれば、小売・卸・サービス業問わず、全ての人におすすめしたい。
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